【三遠ネオフェニックス】ハーバード大学とのスポーツアナリティクス パートナーシップ提携に関するオンライン記者会見 ※再配信

世界最高峰 教育機関「ハーバード大学」との連携に関するオンライン記者会見アーカイブ動画です。
※配信内の音声に乱れが生じております。お聞き苦しい点が多く誠に申し訳ございません。

【開催日時】2022年7月14日(木)10:00~
【登壇者】
 □ハーバード大学
  経済学部 教授 ジャッド・クレイマー(Judd Cramer)氏
 □株式会社フェニックス
  代表取締役社長 牛尾 信介
  国際部門バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー 秦 アンディ 英之
 □三遠ネオフェニックス
  木村 和希 ヘッドビデオアナリスト
  小川 凌 ビデオアナリスト

◇登壇者コメント
【ハーバード大学 経済学部 教授 ジャッド・クレイマー(Judd Cramer)氏】
現在はハーバード大学経済学部にて教鞭をとっており、この度「スポーツ経済学」のコースを新設することになりました。私のクラスの学生たちは、クラスで学んだ理論を実際にどうやって活かすのか、という点に、常に大きな関心を持っています。

今回、牛尾社長、秦田GM、そしてNeoPhoenixの皆さんとご一緒する国境を超えた産学連携プロジェクトを通じて、バスケットボールへの理解を深めるだけでなく、NeoPhoenixをリーグトップへと押し上げるお手伝いが出来ると確信しています。素晴らしい分析チームの木村さん、小川さんと共に、このパートナーシップを通じてHSAC(The Harvard Sports Analysis Collective)と学生たちは貴重な経験をすることができ、またチームにとって有益な情報をアカデミックな視点から提供できると考えております。

牛尾社長のイニシアチブの1つは共有です。私たちの研究成果をこのプロジェクトを通して、より多くの人に届けられること、さらに日本とアメリカの教育機関をつなぐ「架け橋」となれることに大きな喜びを感じています。

バスケットボールに限らず、問題を理解して、その原因を調査することにデータを利用することは必要不可欠です。日本では多くの物事がオーガナイズされ、上手く運営されていることに私たちアメリカ人は常々驚かされています。そういった日本の良さに加えて、今後最新の研究を活かしたデータアナリティクスを活用すれば、この良い部分を一層強化できる手立てがあるのではと考えています。今回のバスケットボールの事例を通じて、私たちは日本の素晴らしさを学びつつ、その更なる発展に貢献できれば嬉しいです。

私はこのプロジェクトから報酬を得ません。それはこれまで日本から多くのことを学ばせていただいた恩返しとして、日米関係のさらなる発展のために、今度は自分自身が小さな役割を果たしたいと願っているからです。

【株式会社フェニックス 代表取締役社長 牛尾 信介 / 国際部門バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー 秦 アンディ 英之】
いつも熱いご声援をありがとうございます。
このたび株式会社フェニックスは、Bリーグ所属クラブでは「初」となる、ハーバード大学とのスポーツアナリティクスパートナーシップ提携が決定いたしました。

我々が目指すべきビジョン(実現したい未来)は、「世界のSAN-EN」を目指せるクラブになることです。その上で、「強化」「共育」「地域」を柱にハーバード大学の皆さまと取り組みをさせていただいております。今回の提携は、まずは「強化」として、今季から加入しました日本一のビデオアナリストチームと、世界最高峰のアナリスト経験及びノウハウがあるハーバード大学チームが組むことによって、より高いレベルを目指します。Bリーグのデータだけでなく、NBAを始めとする世界各国のデータを独自データと掛け合わせた選手データ・試合データを提供いただき、短期・中長期的に最適なデータの分析を行い戦略活用させていただきます。
次に「共育」として、この取り組みを通じて得られることを、より多くの方々にも共有できるようにします。そして、こうした取り組みを通じてノウハウを得て共有して行くと共に、実際に関わっている方々とも、肌でも感じられるように、実際にハーバード大学関係者にも来日をしてもらいます。訪問、交流、そしてイベント参加などを積極的に行い、「地域」の皆さまとも触れていただく機会を設けさせていただきます。
私たちの行動のすべては、企業理念である「100年さきの笑顔のために」です。日々この理念のもと、三遠地域のために、判断し行動しております。今回の提携は、間違いなく「笑顔」に繋がっていく第一歩であり、バスケットボールへの新しい挑戦(チャレンジ)と、微力ながら日本スポーツビジネスに対して刺激できるクラブを目指していきたいと考えております。

【三遠ネオフェニックス ヘッドビデオアナリスト 木村 和希 / ビデオアナリスト 小川 凌】
この度、ハーバード大学のジャッド教授が率いるチームと提携することができ、本当に嬉しく思っています。
これまでの複数回のミーティングを通して、ジャッド教授が残してきた実績に基づく知識の豊富さを感じました。自分たちとハーバード大学の分析に対する基本的な考え方、フィロソフィーが一致しているので、普段の業務の部分から密にコミュニケーションを取り、非常に良い協力関係を築いていけると期待しています。また、ハーバード大学の方々は自分たちが持っていない知識や分析の手法を持っているので、その知識、手法を学び、活用して行きたいと考えています。

これまでアナリストとして活動してきて、課題として以下の3点があります。
・単一チームで分析を行うことによる分析結果の視野の狭さ
・マンパワー不足により活用できる分析手法が限定的になっている
・アナリストとしてチーム強化以外の社会貢献の形を見いだすことができていない

今回の提携により、以下の3点を効果として期待しています。
・最先端の情報を持っているチームと取り組むことにより、多角的な分析が可能となる
・多くの学生がチームに加わることにより、より多くの分析手法の中から最適なモデルを選択することができる
・ナレッジシェアによりアナリストとしての新たな社会貢献の形を示していくことができる

我々ビデオアナリストチームが達成すべきミッションは、この提携の効果を最大化しチームの勝利に貢献することだと考えています。それを達成するためにチームで協力しながら頑張っていきたいと思います。

最後になりましたが、今回の提携に際し多大なるご支援をして下さったスポヲタの家徳様、そして我々ビデオアナリストチームに成長と活躍の機会を与えて下さったクラブ関係者の皆様に感謝しております。
ありがとうございます!

#バスケ #Bリーグ #三遠ネオフェニックス

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